シェロー演出の《コジ》:デスピーナがボニーからマクローリンに変更! [コジ・ファン・トゥッテ]
シェロー演出の《コジ・ファン・トゥッテ》は、昨年。エクサンプロヴァンス音楽祭を皮切りに、10月にはパリ(ガルニエ)で、また今後は、2006年6月ウィーン芸術週間、10〜11月パリ(ガルニエ)、11月ウィーン......と続く予定です。
キャストは同じはずでしたがいつのまにか、デスピーナが、バーバラ・ボニー(1956.4.14-) からマリー・マクローリンに変わっていました。
マリー・マクローリン Marie McLaughlin(ソプラノ): 1954年11月2日、スコットランドのグラスゴー近郊のハミルトンで生まれた。 グラスゴーとロンドンで学び、1978年ENO、1981年にROHデビュー。スカラ座、ウィーン、NYメト、ザルツブルグ音楽祭等世界的に活躍。 のびやかな声と演技力を備え、とりわけモーツァルト歌手として人気を博し、最高のスザンナ、デスピーナと言われた。他にヴィオレッタやジルダなどのレパートリーも歌っている。 今年の夏のザルツブルグ音楽祭では、ネトレプコのスザンナで話題になっている《フィガロの結婚》のマルチェッリーナというように、オペラでは脇にまわっている. |
■マリー・マクローリンとR.ライモンディとの共演 ■
1987年7〜8月 (ザルツブルグ音楽祭) | フィガロの結婚 (スザンナ&フィガロ) | レヴァイン指揮 ポネル演出 |
1990年5月 (ウィーン芸術週間) | ドン・ジョヴァンニ (ゼルリーナ) | アバド指揮 リュック・ボンディ演出 |
1991年5月 (ウィーン芸術週間) | フィガロの結婚 (スザンナ&伯爵) | アバド指揮 ジョナサン・ミラー演出 |
2006年6月 (ウィーン芸術週間) | コジ・ファン・トゥッテ (デスピーナ&アルフォンソ) | ハーディング指揮 パトリス・シェロー演出 |
2006年11月 (パリ・ガルニエ) | コジ・ファン・トゥッテ (デスピーナ&アルフォンソ) | クーン指揮 パトリス・シェロー演出 |
マリー・マクローリン !なつかしい名前(^o^;
日本公演もあったシェロー演出の『フィガロ』では彼女が目立ちすぎて、これじゃ『スザンナの結婚』じゃないか!という批判があったとか。そのせいかどうかその後の公演ではすべてバーバラ・ボニーに変更してますね。その後この人の名前をきかなくなって、残念に思ってたんですが…。私はこの人好きですけどね。フィガロだけが結婚するわけじゃなし、スザンナにとっても大事件なんだから頑張って当然じゃないか!と思うんですが。
最近の歌手にはあんまりいないタイプですよね。可愛い色気があって。90年の『ドン・ジョヴァンニ』のツェルリーナ役はいそうでいない絶妙さで、程よく田舎くさくて可愛い、ちょっと”承知”なところもみえてよかったです。ライモンディとも息が合ってたし。
いや~元気そうで良かった(^o^)
by にぃにぃ (2006-03-19 20:59)
>マリー・マクローリン !なつかしい名前(^o^;
ほんとですね。
ボニーとほぼ同年ですし、シェローは誰でもいいという人ではないでしょうから、なかなかいい人選だとおもいますね。
女性歌手の場合は、引退してなくても子育てとかで仕事を控えるケースも多いでしょうからね。
マクローリンもライモンディがいて心強いでしょうね。
by keyaki (2006-03-19 23:10)