SSブログ

12日から!マドリードの《愛の妙薬》 [愛の妙薬]

R.ライモンディのドゥルカマーラデビューとなる《愛の妙薬》が2月12〜28日までマドリードのテアトロ・レアルで上演されます。
演出は、ウーゴ・デ・アナの新演出のはずが、突然マリオ・ガス演出(バルセロナ・リセウのプロダクション)になりました。どうやら、ムッソリーニの時代ということのようです。こちらに"Mario Gas instala en el Real un 'L'elisir d'amore' mussoliniano "という紹介記事があります。(スペイン語ですので分かる方、よろしくお願いします)
全14公演のうちR.ライモンディはAキャストで8公演に出演。チョーフィ、シラグーザ、マルコ・ヴィンコ《愛の妙薬》をレパートリーにしてる皆さんとの共演です。
昨年の《セビリアの理髪師》(すでにDVDがリリースされています)でもライモンディによれば、非常に客の入りがよく満足だったと語っていましたが、今回もAキャストの日は、順調に埋まっているようです。
チケットの発売は1月31日からでした。行くわけではないのですが、ネットで空席状況をチェックしてみましたが、Aキャストは、Bキャストの倍のチケット代ですが、Aキャストの方から売れて行くんですね。ここまで差があるとは思っていませんでした。

参考までに:(1€=141円換算)
◇プレミエAキャスト:A席235,00 €〜G席30,00€ (約3万3千円〜4千2百円) G席は売り切れで正確な料金がわかりません
◇Aキャスト:A席136,00 €〜G席15,00 € (約1万9千円〜2千1百円)
◇Bキャスト:A席75,00 €〜G席8,00 € (約1万円〜1千1百円)

※ついでの話:
しかしですねぇ、来日公演、特に日本舞台振なんたらの不透明さには、腹が立ちます。9月のフィレンツの来日公演ですが、出演者も不明確なのに、今日からプレオーダーですヨ! しかも、ライモンディが出演しない日も同じ値段って、、、ますます本当にライモンディさん来るのかしら、、と不安でチケット買う気になりません!!!!!!
フィレンツェ5月音楽祭発表のキャストとNBS発表のキャスト???ですよね!


nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 4

Sardanapalus

テアトロ・レアルはぜひまた行きたい歌劇場です。私が行った時はBキャストでしたが値段設定はAと変わらなかったような…今回のAキャストの値段ですね。

>9月のフィレンツの来日公演
そのプレオーダーやってるe+の特集ページの情報ですが、フォード氏は一応キーチェンの予定のようです。何故かフォード氏の顔写真がすぽっと抜けているので怪しいですけどね~。特集ページはこちらです。
http://eee.eplus.co.jp/theatrix/special/firenze06.html
by Sardanapalus (2006-02-10 16:34) 

keyaki

Sardanapalus さん、それそれ、聞きたかったんですよ。
あのドン・カルロのキャストの場合は、どうだったのかなぁ、、、と。
両キャストを比較して、どちらも魅力的だけど、しいて言えば、ドン・カルロがBキャストが劣っているような、、、、でしたよね。
今回の《愛の妙薬》すごい違いでしょ、でも売れ行きはお値段の高いほうが売れ行きがいいんですけどね。
オペラハウスはどこも大変なようですが、昨年の「セビリア」の時、ライモンディが「他の劇場もテアトロ・レアルを見習うべきですね、、」みたいな発言をしていたのが印象的でした。

>>9月のフィレンツの来日公演
ありがとうございます。
しかし、ボンちゃんは、フィレンツェの発表では名前がないんですよ!
ライモンディとフリットリという知名度の高い二人がダブルキャストになっているというのが、とても「やな感じ」です。
どうしよぉぉぉぉ、友人には、信じて買うしかないんじゃないの、と言われてますが、、、、
by keyaki (2006-02-10 17:43) 

助六

コメント待ってましたが付かないので(近場でスペイン語出来るのはTAROさんだけかな)、パズルのつもりで読んでみました。イタリア語のお出来になるkeyakiさんが分かった以上のことが分かったとは思えませんが。

ガスの演出は83年に初めてバルセロナのエル・グレック劇場で出された古いもののようです。思わぬ大成功でその後あちこちでやられた由。
ファシズム期イタリアの庶民の生活が、兵士と惚れ薬商人の到着で掻き乱されるという内容。ガスはフランコ・ファシズム期のバルセロナでの自分の子供時代の思い出に基づいて考案したそうで「あの頃は通りに色んな薬を売る輩がいた。ファシズム社会で生きたことのある者なら、ああいうものを信じちゃうところがあるのは分かると思う」とのこと。
ライモンディ演ずるドゥルカマーラはならず者という設定。ライモンディは「ボルドー・ワインぶら下げてやってきたおかしな奴の役で、カップルが惚れ合うまで酔わせちゃう。自分もとても楽しめる解釈」とこの演出をお気に入りだそう。彼は「
今時、聴衆が、ゆっくり座って、心理ショックなしに楽しく時を過ごせる演出なんか多くないからね」とか言ってるようだから、ファシズム絡みの現代化演出とは言っても、政治性の強い強烈なものではないみたいですね。

>信じて買うしかないんじゃないの
「オペラ・ファシズム」にはまった心理かも。
by 助六 (2006-02-11 10:20) 

keyaki

助六さん、いつもありがとうございます。
ライモンディがなにか語っているようでしたので、気になってました。なるほど、よかった、楽しめる演出で。

>あの頃は通りに色んな薬を売る輩がいた
昔は、薬だけじゃなくて、けっこういろいろあったようですね。田舎の祖母が騙された話とかよくしてました。
私が子供の頃には、まだ香具師のおじさんが、寅さんよろしく、小学生の下校時を狙って屋台でいろんなものを売っていた様な記憶があります。

>>信じて買うしかないんじゃないの
興行師って、昔から全うな職業とは思われてませんものね。しかし、こういういい加減な興行主が、幅を利かせてるんですものね、あぁーヤダヤダ、、、
by keyaki (2006-02-11 11:39) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。