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カーティア・リッチャレッリ(1946-) [RRと女声歌手]

※お願い! リッチャレッリが歌っている歌はなんでしょうか? ベルカントオペラに詳しい方よろしくおねがいします。(追記2006.1.9)ありがとうございます。

R.ライモンディと共演している女性歌手、第2弾、カーティア・リッチャレッリ
私が彼女を初めて見たのはゼッフィレッリ監督の映画《オテロ》のデズデモナ、とても美しくはかな気でイメージにピッタリでした。

◇1972年ミラノ・スカラ座、 アバド指揮《レクィエム》
◇1976年スカラ座(ロンドン公演)、アバド指揮《レクィエム》
◇1980年パリ・オペラ座、デルボー指揮《カルメン》
◇1980年ジュネーヴ、シュタイン指揮、ベジャール演出《ドン・ジョヴァンニ》
◇1981年ロンドン(プロムス)、ジュリーニ指揮《ロッシーニ:スタバト・マーテル》ビデオクリップ
◇1982年ベルリン、カラヤン指揮《トスカ》演奏会形式
◇1984年ウィーン、 アバド指揮《シモン・ボッカネグラ》
◇1984年ヴェローナ、 《ロンバルディ》
◇1984年ペーザロ、 アバド指揮《ランスへの旅》
◇1985年ミラノ・スカラ座、 アバド指揮《ランスへの旅》
◇1990年マドリード、《オペラスターズ夢のコンサート》
◇1991年ロンドン、ホセ・カレーラス チャリティーコンサート

左上写真)ビデオクリップ:リッチャレッリの歌うロッシーニ『セミラーミデ』の《Bel raggio lusinghier(麗しい光が)》"とおしゃべり

リッチャレッリのレパートリーの原点は、ベルカントである。ロッシーニのほとんどの役を得意とし、ベリーニの《カプレッティとモンテッキ》のジュリエッタの歌唱と演技には定評がある。また、ドニゼッティの三人のヒロイン(アンナ・ボレーナ、マリア・スチュアルダ、ロベルト・デヴルーのエリザベッタ)は本人も最も満足している実績のひとつだというが、やはり極めつけは、デズデモナとルイザ・ミラーだろう。とはいえ、リッチャレッリには持ち役の選択のいくつかに誤りがあった。......どれもが彼女の声質にあってない。だが、幸いにも、このことは本人が自覚して、すぐレパートリーからはずしてしまった。ヘレナ・マテオプーロス著BRAVO/DIVA カーティア・リッチャレッリの章から抜粋
右上写真)ビデオクリップ:リッチャレッリのジュリエッタ《カプレッティとモンテッキ》から
ついでの話:
このプロダクションは、数年前日本でも藤原歌劇団が上演しました。デヴィーア&ガナッシという素晴しいキャスティングでした。
CD
Giacomo Puccini: Tosca
Verdi: Aida
Verdi: Don Carlo
Rossini: Stabat Mater
Verdi: Simon Boccanegra
R.ライモンディとの共演は、レコーディングもいろいろありますが、カラヤン指揮の《トスカ》が注目でしょうか。実際の舞台でトスカは歌っていいないとおもいますが、彼女のトスカは、本人が「ヴェリズモでは常に、やりすぎないことがポイントです。....大仰や粗野を避けるよう、こころがけてきました。」といっているように、繊細で上品なトスカになっています。
・1973年RCA管弦楽団、ガヴァツェーニ指揮《シモンボッカネグラ》
・1979年 ベルリンフィル、カラヤン指揮《トスカ》
・1981年ミラノ・スカラ座管弦楽団 、アバド指揮《アイーダ》
・1981年ミラノ・スカラ座管弦楽団 、アバド指揮《 仮面舞踏会》
・1981年 ウィーンフィル、カラヤン指揮《トゥーランドット》
・1981年ロンドン、ジュリーニ指揮《スタバト・マーテル》
・1984年ミラノ・スカラ座管弦楽団 、アバド指揮 《ドン・カルロ》フランス語による5幕改訂版
・1984年ウィーン国立歌劇場管弦楽団、アバド指揮《シモン・ボッカネグラ》ライブ
・1984年ペーザロ、 アバド指揮《ランスへの旅》

FM放送:
1980年スイス・ロマンド管弦楽団 ジュネーヴ大歌劇場合唱団 ホルスト・シュタイン指揮
ついでの話:
2005-12-28の記事《連隊の娘》のハイCは何回?、、、フアン・ディエゴ・フローレスでご紹介したマチェラータ音楽祭ガラコンサートの司会者ピッポ・バウド氏がリッチャレッリのmaritoです。
リッチャレッリといえば、カレーラスとの仲が有名ですが、1986年に有名な司会者?ピッポ・バウド(1936 カターニャ出身)と結婚。「カレーラスとの13年にわたるついたり離れたりの関係に精神的に疲れ果て.....清算して、ひとりになって仕事に集中しようとしていた矢先」だったそうですが、結婚を決心したそうです。「人生はすべてタイミングね.....」ということです。(追記2006.1.9)最近、離婚したらしい、彼女は映画に出演という情報がコメントにあります。

※カーティア・リッチャレッリKatia Ricciarelli 1946.01.16- イタリア
関連記事:2005-06-18RRと指揮者(12-b)クラウディオ・アバド"ランスへの旅"
関連記事:2005-05-20RRと指揮者(11)カルロ・マリア・ジュリーニ

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コメント 26

Bowles

リッチャレッリが歌っているのは、ロッシーニ『セミラーミデ』のBel raggio lusinghier(麗しい光が)です。それから、リッチャレッリは確かピッポと「熟年離婚」したのではなかったでしょうか。

つい最近、彼女、プピィ・アヴァティの映画に女優として出演しましたね。去年のヴェネツィア映画祭に出品されたLa seconda notte di nozzeです。
by Bowles (2006-01-09 02:17) 

keyaki

Bowlesさん、ありがとうございます。
歌う前に、司会者とRRが喋っていますが、あれって、メラミスと聞こえますがフランス語で「セミラーミデ」と言ってるのかしら?

>リッチャレッリは確かピッポと「熟年離婚」したのではなかったでしょうか。
そうなんですか。どうなんだろう?とは思ってました。

>女優として出演
オペラ歌手もセンスのある人は、俳優として通用するでしょうね
by keyaki (2006-01-09 09:14) 

euridice

この《カプレッティとモンテッキ》って、2002年の藤原歌劇団の公演と同じ演出みたいですね。とても美しい舞台を堪能したのを思い出します。デヴィーアのジュリエッタも美しかったし、ガナッシのロメオ、かっこよかった^^! 直前に新国「ドン・カルロ」でフィリッポ王役だった妻屋氏(父親役)目当てだったんですが、敵役の佐野氏も直前の新国、ドン・カルロ役より断然素敵でした^^!
by euridice (2006-01-09 09:14) 

keyaki

euridice さん、今、そのことを追記したところです。
とても美しい舞台で、衣裳もすっきり美しく、周りが日本人というのもあまり感じさせない衣裳でしたし、最高のキャストでしたね^^!
それにしてもNHKはこういういい公演を放送しないで、値段の超高そうな、ザルツの「椿姫」を!連日!放送するなんて、予算の使い方おかしい!ぞ!
by keyaki (2006-01-09 09:30) 

助六

このクリップは80年代初めの収録でしょうか。ロッシーニも中々器用に歌ってるようですね。個人的には彼女に「ベルカント歌手」の印象はないのですけど。
リッチャのレパートリーのクロノロジカルな原点は、寧ろミミや初期ヴェルディで、ベルカントへの傾斜は少し後だったようなイメージがありますけど、彼女が80年代初めのロッシーニ・セリア再興に一役買ったのは事実でしょうね。
小生は彼女のベルカント・オペラ上演は聴けませんでした。ドニゼッティの3部作も全部歌っていたんですね。83年に観たパヴァロッティ・カップッチルリと共演したルイザ、カレーラスとの同じくルイザ、マルトン・カレーラスとのリューなんかは、清澄な声とニュアンスに富んだ打ち震える音楽性が感動的で、「ソプラノ・アンジェリカート」の名が相応しい本当に美しい歌を聞かせてくれました。同年のヴェレンティーニ・テラーニとのデュオ・リサイタルではロッシーニも歌ってくれましたが、この時点ではアジリタの技術も悪くなかった。
88年のピッチーニの「イフィゲェニー」や89年のリサイタルでは既に声の衰えが目立ち、90年位に最後に聴いたリサイタルでは、件の難しい「Bel raggio」からナポリ民謡まで10曲近いアンコールを歌ってくれ、とても楽しくはあったのだけど、繊細な音楽性は十二分に健在なのに、それを体現する声が付いていかないのが何とも遣りきれなかったです。やはり、重い役に軽い役を充てるのが好きだったカラヤンに引っ張られちゃったのが裏目に出たかなとか思ってしまいました。

バウドとは一昨年離婚してしまったようですね。結婚前に子供が出来、生みたかったけれど、バウドが「スキャンダルになる」とか反対したのだとか。バウドは今でもRAIとの関係は波乱含みらしいけど、彼女と結婚した頃、ベルルスコーニのフィンインヴェストに一時移っていたことがあって、例のセガリーニが「イタリアでは、誰もメディア王付きスター司会者の女房の声の状態を指摘しようとはしない」とか書いていたのを覚えています。
by 助六 (2006-01-09 10:38) 

オクタヴィアン

keyakiさま
本年もどうぞよろしくお願いします。(*^_^*)
皆からはバカにされるんですが、リッチャレッリのトスカって大好きなんです。一番最初に聴いたトスカ全曲盤がこのカラヤン盤だったってこともあると思うんですが、今でも一番好き。ドスの効いた咆哮するようなトスカは苦手で、儚げで切々と歌うリッチャレッリのトスカが自分には一番シックリきます。この録音はトンデモ盤ってことになってるらしいですけど...
1980年代ごろはさかんにベルカントを歌っていたみたいで、自分もロッシーニのアリア集やオペラ全曲盤をいくつかもっていますが、彼女のコロラトゥーラってちょっとヌルイというか、グルベローヴァなんかだと全ての音がハッキリ聴こえるのが、リッチャレッリだとグリッサンドみたいに聴こえたりして、自分はあんまり好きじゃなかったです。むしろ、リッチャレッリみたいなのがイタリア的なベルカントなのかもしれませんが...
彼女が比較的早く声を失ってしまったのは、カラヤンに重い役をアテられたってこともあるのかもしれないけど、むしろ私生活があんまり安定していなかったってことの方が影響してるんじゃないかなと思います。ピッポ氏と結婚後も、あんまり良い話は伝わってこなかったですし...

紹介いただいたディスクの中では、ペルゴレージが特に大好き。今の古楽の演奏スタイルからしたらこれもトンデモ盤ということになるのかもしれないけど、荘厳な演奏で、ヴァレンッティーニ=テッラーニとリッチャレッリの声が素晴らしく美しく溶け合っていて素敵です。
あと、来日した折に録音した「アモーレ・ミオ イタリア!」っていうアルバムがあるんですが、イタリア古典歌曲に始まって、女声には珍しいトスティなどまで歌っていて、リッチャレッリの良さが一番凝縮された1枚じゃないかなと思います。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00007FOW6/qid=1136799411/sr=1-17/ref=sr_1_2_17/250-0677114-0540229

助六さん、初めまして
もしかしたら、東京でのリサイタルでは同じ会場にいたかもしれません。^^;
当時のリッチャレッリのリサイタルは、アンコールが延々と続くのがウリになってましたよね。
by オクタヴィアン (2006-01-09 18:37) 

オクタヴィアン

あと、誰から聞いたかは忘れてしまったんですが、確かリッチャレッリは、このレコーディングが行われた頃のザルツ?でトスカを歌ったそうです。ただ、不評でアンナ・トモワ=シントウに直ぐに差し替えられたそうですが...
by オクタヴィアン (2006-01-09 18:46) 

TARO

リッチャレッリ、初来日の時の「シモン」アメリアは素晴らしかったですが、なんかその後レパートリーを定められずに迷走した印象がありますね。
まれに見る声と、テクニックと、様式感と、デリカシーと、すべて十二分に揃っていたがゆえの、贅沢な迷走だったのかも。
ヴェルディなどではもうちょっとバーンと張って歌ってくれたら、好きになれたかも。
by TARO (2006-01-09 20:46) 

euridice

映像と録音だけですが、映像では、コヴェントガーデン「ファルスタッフ」のフォード夫人アリーチェが好きです。ヴァレンッティーニ=テッラーニのクイックリー夫人が一緒で、とっても愉快でおしゃれな映像だと思います。
by euridice (2006-01-09 21:15) 

Bowles

>フランス語で「セミラーミデ」と言ってるのかしら?

そのとおりです。「セミラミス」と言っていますね。もともと原作がヴォルテールですから、フランス人にはやはり「セミラミス」。

このピッツィ演出の『カプレーティ』は1980年代末にスカラ座が持ってきたのが最初ですね。クベルリ/バルツァとアリベルティ/ツィーグラーというキャストでした。いかにもピッツィらしい色彩の美しい舞台でしたね。

リッチャレッリ、私もみなに馬鹿にされるのですが、意外に好きでした。ナポリ版のエルヴィーラなんて良かったんですが。演奏会形式で彼女の調子もあまり良くなかったのですが、ノルマも聴きました。TAROさんと同じで、アメーリアがやはりいちばん良かったかもしれません。
by Bowles (2006-01-09 23:46) 

euridice

あらあ〜〜リチャレッリが好きだと
「バカにされる」のですか・・吃驚仰天(@。@;
ペーター・ホフマンが好きなんて言ってる人も
されてそうですけどね~~~~( ^o^ )/
by euridice (2006-01-10 08:54) 

オクタヴィアン

ペルゴレージじゃなくて、ロッシーニでした...^^;
by オクタヴィアン (2006-01-10 09:00) 

YUKI

ご無沙汰していました。(^^;)
リッチヤレッリってカレーラスとの噂は有名だったようですねぇ。
豊かな方の声だと感じていますが、レッジェーロ系からリリコスピントまで歌っても素敵って感じですねぇ。(^_^)
by YUKI (2006-01-10 12:33) 

keyaki

助六さん
>このクリップは80年代初めの収録でしょうか。
そうです。1981年です。1970年代から1980年代前半位まで、特にパリでは絶大な人気だったようですね。容姿は美しいのに、舞台の立ち居振る舞いがなにか垢抜けなかったが、ある時を境に急に洗練されて吃驚したと書いてある本がありました。いい演出家にめぐり合ったということでしょうか。

カラヤンの「トゥーランドット」は必ず引き合いに出されますが、フレーニの「蝶々夫人」の録音と同じで、実際に舞台では歌っていないので、カラヤン云々はどうなんでしょうね。
本人自身、歌手としての健康管理は、大変なので早く引退して普通の生活をしたい、、、なんて本音を語ってますし。
by keyaki (2006-01-10 14:07) 

keyaki

オクタヴィアンさん、こちらこそよろしくお願いします。
>皆からはバカにされるんですが、リッチャレッリのトスカって大好きなんです。
このカラヤンの「トスカ」は、評価している人が多いと思いますけど、、、レコード芸術とか音楽の友は読んでないので、そのへんの評価は知りませんが。
私にとっては、「トスカ」愛好家のオクタヴィアンさんの耳のほうが、他の皆さんより信頼できますので、嬉しいですね。

1982年に同じキャストで演奏会形式で歌ってますが、成功だったはずですし、不評で降板というのは初耳です。そもそもその頃カラヤンはトスカを振ってないようですし、、、??

「アモーレ・ミオ イタリア!」よさそうなCDですね。紹介ありがとうございます。
リッチャレッリって、歌っていても顔が崩れないですね。
by keyaki (2006-01-10 14:43) 

keyaki

>あらあ〜〜リチャレッリが好きだと「バカにされる」のですか・・吃驚仰天(@。@;
今でこそ神格化されてますが「マリア・カラス」だって、晩年?は、さんざんな言われようだったみたいですから、、、
とかく、美男美人は貶される傾向がありますね。オペラ界の七不思議。
by keyaki (2006-01-10 15:03) 

みど

あけましておめでとうございます。。。今年もよろしくお願いいたします。
リチャレッリのbel raggioが聴けるなんてすごい幸せ!!
しかも映像つきで。。。
今までパソコンの調子が悪くて動画がみれなかったのですがこれからはいっぱい見れそうです。また遊びにきさせていただきます!!
ちなみに、藤原歌劇団のカプレーティ観ましたよ!!
by みど (2006-01-10 15:05) 

keyaki

YUKI さん、こちらこそ。今年もよろしくお願いします。
ビデオクリップにして、じーっと見ていても素敵で、その容姿にふさわしい声ですよね。
>リッチヤレッリってカレーラスとの噂
年齢的にも近クテ、共演も多かったので、当然の成り行きだったのかも知れませんね。カレーラスが煮え切らなかった、、ということかしら?病気にもなっちゃったし。
by keyaki (2006-01-10 15:12) 

keyaki

TAROさん
>まれに見る声と、テクニックと、様式感と、デリカシーと、すべて十二分に揃っていたがゆえの、贅沢な迷走だったのかも
こういう言い方されると納得です。
最近売り出し中の若いソプラノ歌手で「まれに見る声と、テクニックと、様式感と、デリカシー」の揃った人っているのかしら?
by keyaki (2006-01-10 15:17) 

keyaki

みど さん、今年もよろしくお願いします。
ビデオクリップいろいろアップしてますから、お楽しみ下さいね。
みど さんも美しい顔で歌えるように口の開け方とか研究されているんでしょうね。
>藤原歌劇団のカプレーティ
デヴィーア&ガナッシで贅沢な公演でしたね。
by keyaki (2006-01-10 15:28) 

素敵なビデオクリップありがとうございます。
うーん、話す姿もエレガントで、こういうのがホンモノの美女ですね^^!
リチャレリ、私みたいなぺーぺーでも全曲盤や映像で幾つか聴いています。癖のない美しい声は誰が聴いても美しいですものね。最近、一部地域でほんの一時期だけ入手可能だったという謎のフェドーラ全曲盤を手に入れちゃいました。(海賊盤じゃないんですよ)
by (2006-01-10 15:57) 

TARO

>最近売り出し中の若いソプラノ歌手で「まれに見る声と、テクニックと、様式感と、デリカシー」の揃った人っているのかしら?

どうでしょう?若い歌手のことはあまり良く知らないんですが。
ボンファデッリはウィーンで人気が爆発した頃は、期待できる人だったと思うんですが、はやくも迷走を始めていそうで、気になりますね。

ところでカラヤンは88年と89年のザルツブルク復活祭音楽祭で「トスカ」を振っていますので、オクラヴィアンさんがおっしゃってるのはその時の話かもしれないですね。
キャストはすっかり入れ替えられてて、両年のどちらか(あるいは両方)にはパヴァロッティやフィアンマ・イッツォ・ダミーコが出演してたはずです。スカルピアは忘れました・・・。
by TARO (2006-01-10 23:14) 

TARO

すみませんオクタヴィアンさんの名前を間違っちゃいました。
Tの隣がRなので。ごめんなさい。>オクタヴィアン様
by TARO (2006-01-10 23:17) 

オクタヴィアン

リッチャレッリって、美しいお姿とは裏腹に、スポ根顔負けの根性で歌のレッスンを続けてきたっていうようなインタビューを読んだ記憶があるんですが... スカラ座の人でしたっけ? NHKのイタオペで来日した時は、自分の出番でない日も劇場にやってきて、舞台の袖で他の歌い手さんの歌をずっと聴いていたのですって。
何年か前に日本で放送されたインタビューでは、パパラッチに水着姿を盗撮されるのを避けるために、自宅の庭のプールにワンピースを着たまま入っていて、あれじゃ服がからまって溺れちゃうんじゃないか...って心配になりましたが。リッチャレッリって皆から愛されるプリマという感じじゃなくて、何故かちょっとネタ扱いされるような取り上げ方をされることの方が多いですよね。同じことをやったとしても、例えばフレーニとリッチャレッリとでは、色々な媒体を通して我々に伝わってくる内容が微妙に違うような気がします。
リッチャレッリのトスカは私がオペラを聴き始めた最初期に聴いたもので、一番思い出深いセットの一つなんです。ジャケットの写真がとても素敵で... まだオペラに全く興味がなかった高校時代に通っていた吉祥寺にあったクラシック専門店で、このLPのボックスがしばらく飾ってあったのは何故か印象に残っていて、その時はトスカなんてまるっきり知らなかったのが、今では一番の愛聴盤に...というのも不思議な因果を感じるんです。

TAROさま
オクラの方が私にはあってるぐらいなので、気にしないで下さいね。^^;
by オクタヴィアン (2006-01-11 01:25) 

euridice

>同じことをやったとしても、
同じじゃないんですよね〜〜〜 ^^;

ホフマンの伝記(1683年刊)にこんな発言があります。
「批評というものは、巧妙に操ることができるものだ。期待外れの時に、よい扱いをうける仲間がいる。同じへまでも私の場合はこっぴどく非難されるということがとてもよくわかる。おかしな話だ。しかし、こういうことには慣れるしかない。」
by euridice (2006-01-11 08:48) 

TARO

そ、そんな(笑 >オクタヴィアン様

オクラの花って見たことがなかったので、ググッてみました。
http://www.iz2.or.jp/hana2/images/hana123_1_okura.jpg
可憐で清楚、みたいな・・・
(「オクラ入り」のオクラのことじゃないですよね?)

リッチャレッリが来日した時の出番じゃない日というと、他演目の日ということでしょうね。(「シモン」はもしかするとヨゼッラ・リージがWキャストで1回ぐらい入ってたかもしれませんが、基本的にはリッチャレッリが歌ってたので。)
ドミンゴ、コッソットのCAV/PAGと、カバリエ、コッソット、カレーラス(!)の「アドリアーナ」でしたから、新人だった彼女にとっては勉強にはなったことでしょう。そういえばリッチャレッリの歌い方は、かなりカバリエに似ていますね。
by TARO (2006-01-11 11:42) 

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