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《セビリアの理髪師》Cessa di più resistere [セビリアの理髪師]

ロッシーニ:歌劇《セビリャの理髪師》 [DVD]  ブログ仲間のSardanapalus さんの記事で、コヴェントガーデンで上演中の愉快な《セビリアの理髪師》の話題が取り上げられています。
 そこで"Cessa di più resistere"は歌いましたかぁ〜というのが話題になっていますので、三人のアルマヴィーヴァ伯爵のフィナーレの大アリアをアップしてみました。(下の顔写真をクリックすると見られます)

 このアリア、至難のアリアで、カットされるのが当たり前になっていたのをロッシーニ・ルネッサンスとやらで復活したというか、歌える歌手が出て来た、、ということのようです。そのへんの説明は、オペラ御殿でどうぞ。

 私自身は、《セビリアの理髪師》全曲初体験がメトのLD(一番上のビデオ)ですので、"Cessa di più resistere"があるのが普通だと思ってました。2003年のボローニャ歌劇場来日公演でフローレスが、そして新国ではシラグーザがこのアリアをカット無しで歌ったと言うことで評判になり、はじめて、そういう経緯のある至難のアリアだと認識したわけです。といっても声楽的にどこがどう難しいのかは知りません。(ご存知の方、教えて頂ければ嬉しいです)
 ところで、新国の今シーズンの《セビリアの理髪師》は、このアリアがカットされていて、最近ではあるのが当たり前と思っていた人も多いようで、えぇーーないの! だったようです。でも、なかなか変わった演出(ブラックジョーク?)で愉快ではないけど面白かったそうです。(私はパスしました)

こちらで楽譜が見られますので、興味のある方はどうぞ!
(写真をクリックするとビデオクリップにリンクしています)

ロックウェル・ブレイク
( Rockwell Blake1951.01.10- アメリカ)
決して美声というわけではないが、驚異的な声域(2.5オクターブ)とアジリタは見事
※ビデオ:1989年メトでの公演 (Cessa di più〜フィナーレまで )
日本語字幕付きですので内容がよくわかります

ウィリアム・マッテウッツィ
(Matteuzzi William1958.12.12-イタリア)
70年代にキング・オブ・ハイCと言われたパヴァロッティ、80年代にキング・オブ・ハイDと言われたクリス・メリット、ついに90年代にはウィリアム・マッテウッツィのキング・オブ・ハイF。
マッテウッツィ談「ぼくの声は妙な声で、嫌う人も多い。どちらにしてもはじめてぼくの声を聴いた人は、ショックを受けると思う....」
※ビデオ:1992年マドリードでの公演(in house 画質音質悪いです) ハイFが聴けます

フアン・ディエゴ・フローレス
(Juan Diego Flórez1973.1.13 ペルー)
輝かしいそれでいて優美な美声、卓越した技巧を誇り、19世紀前半のオペラではテノーレ・レッジェーロとして右に出る者がない。加えてスラリとした体格、甘い容貌からあっというまに超売れっ子となった。
※ビデオ:2005年マドリードでの公演 (Cessa di più〜フィナーレまで)
DVD発売中!左上からリンク 
※各歌手のコメントは、日本の音楽評論家のものを適当に抜粋しました


"Cessa di più resistere"をカットすると内容的にどうなるのか参考までに記載します。
伯爵とロジーナはフィガロの手引きで、駆け落ちをすることにするが、梯子がはずされていてウロウロ、そこにドン・バジリオが、ドン・バルトロに頼まれ て、公証人をつれてやって来る。そこで、フィガロは、伯爵と自分の姪(実際にはロジーナ)が結婚するのだといって、書類を取り上げ、伯爵は、ドン・バジリオを指輪で買収する。そこに、バルトロが士官や兵隊達を連れて戻って来る。伯爵を逮捕させようとするが、「私は、アルマヴィーヴァ伯爵だ!」というのでどうにもならない。
..............................................................................................
ここで、伯爵はバルトロに向かって、"Cessa di più resistere...."もう逆らうでない!これ以上私を怒らせるな......とロジーナに対する不当な扱いをなじり、バルトロの邪な思いが勝利するはずがないと歌う。
その間、バルトロは、終始うなだれている。ドン・バジリオにしかたがないよ....と慰められたりしている。
伯爵は愛の勝利を讃え、ロジーナへの愛を誓う。兵士達も祝福し、いっそう愛の喜びが盛り上がる。
..............................................................................................
バルトロもロジーナの財産が手に入ると知り、ご機嫌をなおして、フィガロに「無益な用心だったね」とからかわれる。フィガロが、「すべてが解決したので私の役目はおしまい」と全員で「愛と誠実よ、永遠なれ」と力強い大合唱のうち幕となる。

※関連記事:2005-03-16今、大人気のロッシーニ・テノール、フローレスの跳躍力
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あまりに面白くて一気に三つとも見せていただいちゃいました。ありがとうございました!
3人とも、至難のアリアが全然至難のアリアに聴こえないというか感じさせないところが凄いです。にしても、これでもかってくらいのアジリタを多用しまくりで、ほんとにこれでもかってくらい長いアリアですね。観てるだけなのにこちらも笑い疲れて顔の筋肉が痛いくらいです(笑)
by (2005-12-24 00:48) 

Sardanapalus

折角ですので、こちらからもTBさせていただきました♪とっても楽しい演出で、途中も飽きることなく一気に見れました。今度BBCで中継されるので、そのうちDVDになるんじゃないかと思います。

3人の伯爵の大アリア、ありがとうございます~。それぞれ歌い方も特徴があって面白かったです。私が昔見た映像は歌ってたかなぁ?記憶に無いので、カットされていたのでしょう。いつかは生で聞いてみたいですね。
by Sardanapalus (2005-12-24 09:51) 

Bowles

keyakiさん、アリア合戦、どうもありがとうございます。何年か前、ROFで『テーティとペレオの結婚』を観た時、このアリアの後半の、チェネレントラにも転用されている部分を、ソプラノのフォルテ、コントラルトのポドレシュ、そして最後に「マエストロ、お願い!!」と泣きついて歌わせてもらった(!!)ブレイクの競演を思い出してしまいました。このアリアの難しさは、ミン吉さんもおっしゃっているように、楽譜を見ると明らかですね。旋律を構成する一音一音がすべて細かく揺れ動いている。このアリアがあるとドラマトゥルギー的にどうも、という意見もあるようですが、私は俄然このアリア擁護派(笑)。このオペラ自体の性格を変えるアリアだと思います。これもミン吉さんが詳しく論評されていますが。アッバードに『ドン・ジョヴァンニ』の時、「このアリア、カットできない?」と尋ねたブルックのことを思い出しますね。演出家泣かせではありますね、たしかに。

>最近ではあるのが当たり前と思っていた人も多いようで、えぇーーないの! だったようです。でも、なかなか変わった演出(ブラックジョーク?)で愉快ではないけど面白かったそうです。

日本のオペラ・ファンは、このアリアに関しては恵まれている、といっていいでしょうね。このアリアを歌うことを条件に伯爵役を引き受けるブレイクの二つのプロダクション、その時のひとつの裏キャストだった五郎部さん、フローレス、シラグーサと、みんな歌っていますから。マッテウッツィは日本での舞台では歌わなかったと思います。指揮が「彼」でしたからね。

新国立の演出はブラック・ジョークというよりは、かなりポップなものでした。細部はおもしろいのですが、全体として見ると、どうもねぇ...。普段はブッファ的に演じられるこのオペラですが、今年のROFのロンコーニは、某所にもちらっと書きましたが、ブニュエルの『哀しみのトリスターナ』という感じの暗い要素を前面に押し出したものでした。評判良くなかったですけれどね。
by Bowles (2005-12-24 10:35) 

ミン吉

keyakiさん、こんにちは。
ちょっとこちらに書きますね。
また夕方いただいたメールも文字化けしていて読めないのです。困ったものです。
一度文章をワードに貼り付けて、範囲を全選択して、書式→文字種の変換で全て全角文字に直して、それをメールにコピーしてもう一度送っていただけますでしょうか。それでも文字化けする時は、なにか問題がありそうです。
Cessa...の比較、おもしろそうですね。残念ながらうちのPCでは再生できないようです、、、マッテウッツィはこのアリアのCD録音を残していないので、貴重ですね。
とり急ぎ!
by ミン吉 (2005-12-24 19:45) 

keyaki

ミン吉さん、別のところから再送してみましが、いかがでしょうか?
半角は使ってないのですけど。

>Cessa...の比較、おもしろそうですね
quicktimeがあればウィンドウズでも視聴可能なはずなんですけど。下記でダウンロードできます。
http://www.apple.com/jp/quicktime/download/win.html
比較というよりは、このアリア、聴いた事がないという方もいらっしゃるようですので、手持ちのものをご紹介してみました。
マッテウッツィは最後の方でFまで上げてます。
by keyaki (2005-12-24 20:43) 

keyaki

りょー さん、
ほんと格闘技みたいですよね。てんこ盛りの6分間というところかしら。
スタジオ録音だとつぎはぎもできるでしょうから、これがライブだというのが凄いですね。
なんか、私もやみつきになって、ついクリックして聴いちゃってます。(笑)
by keyaki (2005-12-24 20:54) 

keyaki

Sardanapalus さん、TBありがとうございます。

私の場合は、この伯爵のアリアが、誰にでも歌えるものではない、、というのを知ってから、ここを聴くのが楽しみになってきたというか、歌ってくれたら儲けものということでしょうか。
Bowlesさんがおっしゃっているようにこの点、日本は恵まれているので、こだわりのあるロッシーニファンが多いのかもしれませんね。
by keyaki (2005-12-24 21:28) 

keyaki

Bowlesさん、お楽しみ頂けてよかったです。
マッテウッツィが歌っているバルセロナの映像はご覧のように画質も悪く暗くてよく見えない状態なので、最後まで見てなかったんです。でもマッテウッツィなら、このアリア歌っているはずではないかなぁ、、と、当たりでした。

>マッテウッツィは日本での舞台では歌わなかったと思います。指揮が「彼」でしたからね。
「彼」って、どなたかしら?
差し支えなければ、頭文字だけでも、、、

>『哀しみのトリスターナ』
なるほど、そういう設定もできますね。
by keyaki (2005-12-24 21:59) 

ポン

keyakiさん、はじめまして!実は昨日、フローレスとシラグーザの大アリアを友人宅で聴き比べて楽しんでいたすぐあとにこのブログを見つけてびっくりしました。いやーこんなに連続で大アリアが聴けるとは幸せです。ありがとうございます!
 あと、keyakiさんのライモンディ様への愛も、読んでいて痛いほどです。そういう私はフローレスを熱愛しています。そこでお願いなのですが、フローレスの紹介文の中で「輝かしいそれでいて優美な美声、卓越した技巧を誇り、19世紀後半のテノーレ・レッジェーロとして・・・」の19世紀後半、というところを「19世紀後半以降」としていただけたらとても嬉しいのですが・・・。ちなみにフローレスの誕生日は1月13日です。
by ポン (2005-12-25 00:49) 

keyaki

ポンさん、ようこそ。
>19世紀後半
あれ、ごめんなさい。変に文章を端折った上に、間違ってました。
元の文章は「19世紀前半のオペラではテノーレ・レッジェーロとして右に出る者がない。」です。
これだったらOKでしょうか?

フローレスのお誕生日ありがとうございます。
若い歌手さんの生年月日は、調べても分からない場合も多いんですよね。書き加えさせて頂きます。

ところで、シラグーザの大アリアの音源はなんですか。新国では生で聴きましたけど、4人並べてみたいですね。

チューリッヒの「ドン・パスクアーレ」の情報、なにかありましたら教えて下さいね。
こちらでも、ファンの方のレポートでも出れば、記事にしたいと思っています。
by keyaki (2005-12-25 01:29) 

なつ

Buon Natale!

keyakiさん貴重な映像ありがとうございます。
三者三様楽しませて頂きました。
艶やかな声と見事なアジリタ、それに"演じる"余裕のあるフローレスを聴いてしまった後では、ブレイクとマテウッツィの歌唱は力任せのようにも響きましたが、このアリアを復活させた功績の大きさをあらためて感じました。
フローレス@アルマヴィーヴァは、ボローニャの前の引越公演で聴きましたが、あの大アリアの後の聴衆の熱狂、すごかったですね~
無論私もノックアウトされましたが、この人…この若さでここまでの高みに達してしまったなんて…生活のすべてを音楽に捧げているんだろうなあ、と思ったものです。

評判のシラクーザもぜひ聴いてみたいです。
by なつ (2005-12-25 01:47) 

Bowles

>「彼」って、どなたかしら?
差し支えなければ、頭文字だけでも、、、

差し支えなんてまったくありません(笑)。Ozawaです。
ロジーナがスウェンソンだったし、ほとんどこれも遠い霧の彼方に消えていったような公演でした。
by Bowles (2005-12-25 11:01) 

助六

「Cessa」の難しさがどこにあるかということですが、1)フィオリート(装飾歌唱、アジリタ、コロラトゥーラ)のレヴェルが質量ともに高い。2)フィオリートの発声にドラマティックな力強さが要求される。3)中声域の力強さが要求される。4)カンタービレ-カバレッタの2部を備えていて、大変長い。というポイントに集約されるかと思います。
この背景には、A)この役は、バリトン的音色のテノールである「バリテノーレ」だったガルシアを想定して書かれた。B)ブッファのテノール役ナンバーとしては珍しくセリアの書法が全面的に取り入れられている。という事情があると思います。
一般に「アルジェ」のリンドーロ、「トルコ人」のナルチーゾ、「セビリャ」のアルマヴィーヴァ、「チェネレントーラ」のラミーロ、「泥棒かささぎ」のジャンネットの5役は共通点が多いと考えられ、実際現場では全て軽めのテノールが歌うことが多い訳ですが、ジェンティーリ(リンドーロ)、ダヴィッド(ナルチーゾ)、グリエルミ(ラミーロ)、モネッリ(ジャンネット)の各創唱者4人は高音が明るく伸びる「テノリーノ」ないし「テノーレ・コントラルティーノ」だったのに対して、アルマヴィーヴァ創唱のガルシアは、イ3以上はファルセットーネ(胸声・頭声・ファルセットの混合)で歌う今で謂うバリトンに近い「バリテノーレ」だった点で、異質だとされます。胸声、頭声、ファルセットーネ(混声)、ファルセットの区別は中々微妙なようで、80年代初めにヤコープスが「自分の発声はファルセットではない」と言って議論を呼んだことがあります。
ガルシアは、ロッシーニのセリア「オテロ」や「モーゼ」の他、ドン・ジョヴァンニまで歌っていて、中声域に中心のある暗めで力強い声だった上、高度のフィオリート技巧を備えていたようです。上記5役の音域そのものに大きな差はないものの、バリトンに近かったガルシアはリンドーロのカヴァティーナは1音半下げて歌ったと言います。「Cessa」はカンタービレとカバレッタの2部を備えたセリアの大アリアのスタイルで書かれていて、上述の他のテノール創唱のブッファ4役中、大アリアはあとナルチーゾとラミーロに各1曲あるだけで、残りはカヴァティーナです。
アルマーヴィーヴァ役は「Cessa」をカットすれば、他の4役同様軽く明るいテノリーノのレパートリーたりうる訳ですが、今日敢えてこのアリアを歌うテノール歌手は、バリトンっぽい中声域とフィオリートの力強さを要求され、かつガルシアはファルセットーネで歌っていた高音も胸声で出さなくてはならない(1830年辺りから高音も胸声で出したデュプレに続き、高音フルボイスが定着したと言われる)のですからエライことですよね。
個人的感想としては、ガルシア流フィオリートの力強い表現性ではブレイクが優れているように思います。フロレースも中々立派だけど、やはりカンタービレのエレガントな叙情性の方により秀でている気がしました。マテウッチは超高音といい声の軽さといい「テノリーノ」に限りなく近く、書法の重さに耐えかねて音程も甘いように思いました。何れにせよこのアリアを3人で聴き比べられるとは!
余り疑問点への具体的回答になっていないかも知れませんが、背景的説明ということでご参考まで。
by 助六 (2005-12-26 15:11) 

ポン

友人によると、シラクーザの大アリアはこの間ネットラジオから録音したものだそうです。本来はヴェルディの「仮面舞踏会」を放送する予定だったようですが、ふたを開けたら「理髪師」だったんですって。放送された日は12月11日AM3:30からです。2005年11月5日のフィラデルフィア公演のものだそうです。

あと、フローレスの紹介文を早速訂正していただいてありがとうございました。チューリッヒの「ドン・パスクアーレ」も、何か情報があればまた書き込みます。
by ポン (2005-12-26 15:26) 

keyaki

Bowlesさん、Ozawaでしたか。
歌える歌手でも、指揮者によっては、歌わなくていいよ、、ということもあるんですね。フローレスもスカラ座では歌ってなかったですね。まだ勉強中だったのかしら?

このアリアの難しさは、
>楽譜を見ると明らかですね
というBowlesさんのご指摘がありましたので、楽譜をリンクしました。言われないと、楽譜を見てみようと思いつかないなんて、お恥ずかしいはなしですね。
ほんと、凄い楽譜ですね!
by keyaki (2005-12-27 01:13) 

keyaki

なつさん、ほんと三者三様特徴があって、楽しいですね。
至難のアリアと知ると正座して聴かなくてはって感じですね。

フローレス来年は「連隊の娘」、これはハイC何連発とかで有名なんですよね。
by keyaki (2005-12-27 01:29) 

keyaki

助六さん、詳しい解説ありがとうございます。
この大アリアに挑戦してくれる歌手さんには、頭がさがる思いです。
内容的にも、「私はアルマヴィーヴァ伯爵だ!」と言ったとたん、恐れ入りましたでは、水戸黄門みたいですので、歌える歌手にはぜひとも歌って欲しいですね。
by keyaki (2005-12-27 01:53) 

keyaki

ポンさん、
シラグーザの公認のHPというのを発見して、ほんの一部ですが、"Cessa"が聴けました。(コンサートの膝上録音??かな??ちょっと音質がかなり薄っぺらい感じですけど)
今後、いろんなところで歌う予定があるようですからネット放送されるかもしれませんね。

ライモンディは「ドン・パスクァーレ」ではフローレスとですし、次は、シラグーザと「愛の妙薬」です。ほんと、共演者に恵まれてますね。
by keyaki (2005-12-27 02:00) 

babyfairy

初めてコメントさせていただきます。
大好きなアリア、「Cessadi piu resistere」の話題が出ていて思わずコメントさせていただきます。 助六様の非常に詳しい解説には大変勉強になりました。 無知な私は、長いオペラの最後にまたまた長いアリアを歌うという所にスリルを感じたりしていたのですが(赤面)、やはり技術的にも難しいのですね。 
今年3月のボローニャの理髪師を観に行きましたが、フローレスは見事歌い切って劇場はブラヴォーと足踏みの嵐に包まれていました。 シラグーザですが、5月にジェノヴァで、ドン・ラミロを歌うのを聴きに行きます。  彼は9月にフィレンツェでアルマヴィヴァを歌う予定なので行こうかと目論んでいます。 
by babyfairy (2006-03-21 01:06) 

keyaki

babyfairy さん、ようこそ。
>Cessadi piu resistere
フローレスや、シラグーザのファンにとっては、普通に歌ってくれるアリアですけど、世界的にみれば、歌わない場合がおおいようですね。オペラクリックに出ていた、ベルリンの「セビリアの理髪師」のレビューには、『当然、Cessadi piu resistereは捨てた(歌わなかった).....』と書いてありました。
babyfairyさんはイタリアにお住まいですか。マドリードの「愛の妙薬」はご覧になりませんでしたか。
気軽になんでもコメントして下さい。
by keyaki (2006-03-21 01:42) 

babyfairy

住んでいるのはアイルランドなんです。 
1回観に行くたびに、航空券代、ホテル代その他かかりますので、そんなにちょくちょく行けないのが歯痒いです。 シラグーザの愛の妙薬も興味はあったんですが、今回のボローニャの理髪師は絶対観たかったので、無理矢理行き、結果としては行ってよかったと思っています。
by babyfairy (2006-03-21 09:04) 

keyaki

babyfairyさん、
ほぉーー、アイルランドですか。
私のイメージとしては、アイリッシュコーヒー、IT企業、アンジェラの灰、カトリック、フィッシャーマンセーター、、、
支離滅裂ですね、(笑
でも、日本よりは、どこでも近いですね。ヨーロッパ諸国、反対に行けばニューヨークも近い!ですね。
アイルランドって物価はどうなのかしら。安くて住みやすそうな気がしますけど。
by keyaki (2006-03-27 20:50) 

彩

keyakiさん、こんにちは。
シラグーザのアルマヴィーヴァ伯爵、堪能してきました~。
大アリアも危なげなく歌ってくれて大喝采だったし、
個人的には自分でギター弾いてのセレナーデが絶品で、本気で聞き惚れました。
(なんのことはない、ギターの弾き語りセレナーデと大アリアを条件に今度の公演引き受けたらしいです。事前に知ってたら安心して待ってられたのに・・・;笑)
公演自体も手堅く面白くまとまっていて、とっても楽しめて大満足! でした。

スポレート歌劇場の引越公演で、歌劇場のパンフみたいなのをもらったので、
帰りに見てたら、あれ、どこかで見たお顔が。
1964年の「ラ・ボエーム」、ていうとコッリーネですか。
ライモンディさんともご縁のある歌劇場だったんですね、ここ。

予習用にと見たマドリッド公演ですが、白状するとなんとなく馴染めなくて・・・
それじゃもう一つ、とこちらで紹介されてたメトの公演をライブラリーに見に行って、こちらの方がはるかに気に入ってしまいました(苦笑)。
相変わらずの書きたい放題感想ですが、リンクもさせていただいたので、よかったらごらんください。

話は変わりますが、考慮中の2005年パルマの「理髪師」。
メゾのアンナ・ボニタティバスってどんな人かな、とYouTubeに探しに行ったら
唯一見つかったのが↓の映像。何かご記憶にありますでしょうか(笑)。
http://jp.youtube.com/watch?v=gbmzdmF3Mw4
by (2007-07-01 17:15) 

keyaki

彩さん、シラグーザ絶好調でしたか。よかったですね。
>スポレート歌劇場
は、よくわからないんですけど、スポレートの音楽祭は昔から有名なようで、そこで優勝すると、オペラに出演できるというご褒美があるようですが、それがその後もキャリアに結びつくかは、関係ないようです。
ライモンディは、音楽院を卒業する前に、この音楽祭で優勝して、そのままプロの道を歩んでいます。ということで、ライモンディとは縁があるということですね。

メトの「セビリアの理髪師」は、オーソドックスな演出ですし、キャストもいいですよね。私も、はじめて見たのが、これでした。

YouTubeに行って見てきました。
2004年のファウストのジベールなんですね。さっき自分のホームページをみてみたら、間違ってましたので直しました。ありがとうございます。

>2005年パルマの「理髪師」
写真が、こちらで見られますが、ご存知ですか。
写真をクリックすると大きくなります。
http://www.operaclick.com/pagpn/vrec.php?id=523
by keyaki (2007-07-01 21:15) 

彩

ライモンディさんの写真はもう一つ、1994年ってリサイタルっぽいのが載ってましたよ。

>オペラクリック
こんなサイトがあるんですね。でもなんとなく見覚えがあるような気もするので、検索の時に引っかかってきたことがあるのかもしれません。たいてい、きゃあイタリア語! って早々に退散してるはずですけど(苦笑)。
ずいぶん綺麗なロジーナさんですね~。いろいろ検索してみたら、まずまず褒めてるコメントを散見したので、ロジーナ&バルトロ目当てで買ってみようと思います。
さすがにちょっと、DVD収納スペースをきちんと確保してからにしようと思いますが・・・(ただいま山積み状態だったりするので;笑)。
by (2007-07-02 23:56) 

ayu15

ユーチューブでみれるんですね!!びっくりです。いまだPCがまともにつかえないんです。
by ayu15 (2012-02-12 12:04) 

keyaki

ayu15さん
YouTubeは便利ですね。検索すれば、ほとんどのオペラが見られます。
by keyaki (2012-02-17 00:34) 

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