SSブログ

オペラファンならニヤリ!とする映画(2)月の輝く夜に [映画:オペラ関連]

月に輝く夜にノーマン・ジュイソン監督《月の輝く夜に Moonstruck》ニューヨークに住むイタリア系家族のロマンティック・コメディー。
オペラファンなら、誰でもわかる片言イタリア語混じりの会話が楽しい! なんと、祖父役でシャリアピン Jrが出演。

この映画は、NYメトロポリタン歌劇場に《ボエーム》の大道具が運び込まれるところからはじまる。
37才のロレッタは亡くなった夫の友人ジョニーから、プロポーズされ、喜んで承諾する。
ジョニーは、危篤の母親が亡くなったら結婚式を挙げようとシチリアに飛び立つが、 5年もの間、絶縁状態の弟ロニー(写真左)を結婚式に出席するように連絡を取って欲しいと頼まれ、ロレッタは、ロニーに合いに行く。
そこで、行きがかり上、ロニーと関係を持つが、彼女は、このことは、なかったことにしようと、つれない態度。
そこでロニーは、
《僕には愛するものが二つある。君とオペラだ。今夜オペラに付き合ってくれたら、君への思いを断ち切るよ。》
と懇願。ドレスアップしてオペラに行く二人が最高に素敵!(ビデオクリップ右上)
兄のジョニーとの絶交の理由も、《理屈じゃないんだぁぁ!》と本人が言っている通りで、要するに八つ当たり。 ロレッタの父の浮気騒動、それを感じる母の憂鬱、ロレッタとロニーの恋の行方、最後の最後まで、楽しませてくれます。要所要所の祖父の犬の散歩がとてもユーモラス。(ビデオクリップ左) 
最後は"alla famiglia .....Salute!"でハッピーエンド。全編、ボエームのメロディーがうまく使われていて、効果的にもりあがります。何度見ても、ニヤリ!とすること受け合い。

映画でこんなことやってます:
◇シャンパンに角砂糖をポンと入れて乾杯!
◇2センチくらいに切ったフランスパンの真ん中に穴をあけて、そこに卵を落として、両面をバターで焼く....マネして作ってみましたが、美味しいです。フランスパンが残った時に朝食にどうぞ。
◇キャスト詳細はこちら
◇ニコラス・ケイジ、当時23才でなんとも可愛いですねぇ、役柄的には、35位かな?

nice!(0)  コメント(18)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 18

Sardanapalus

>祖父の犬の散歩
おじいちゃんも犬たちも可愛い~~!「吠えろ!」って指図するとことか、思わず微笑んでしまいます。確かにBella lunaですね~。この映画も見たくなってしまいました。フランスパンに卵も今度作ってみます!
by Sardanapalus (2005-11-21 03:53) 

euridice

はじめて見たときは、ボエームはもちろん、オペラを知らなかったけど、とってもおもしろかったです。ボエーム、知ってるほうがより楽しめるのは間違いないでしょうね。

でも、残念なのは、オペラの舞台シーン。ゼッフィレッリ演出の感じだけど・・・ 歌手に魅力なさすぎだったわ〜〜 映画はおもしろいし、音楽も素敵だけど、オペラはつまらなそうねって思っちゃう・・・かもというより、多分そう思いました・・
by euridice (2005-11-21 06:53) 

keyaki

Sardanapalusさん、このおじいちゃんシャリアピンの息子なんですって! 似てますね。
最近でも、イタリア系の家庭はこんなふうなのかしら。イタリア人独特のジャスチャーもいいですよね。
私が、大昔イタリアで、ちょっと語学大学に通っていた時(授業より、学生証が目的だったので勉強してない、後悔してます)、クラスのアメリカ人はみんなイタリア系で、ご先祖様の国の言葉イタリア語を習いに来てました。あの頃は、ルーツ探しみたいなのも流行ってましたね。
by keyaki (2005-11-21 10:34) 

keyaki

edcさん
>オペラはつまらなそうねって思っちゃう・・・
ロレッタの反応もそんなものでしたけど、でも、好きな人と一緒にならってところかしら。
演目もボエームというのがいいんですよね。
観客のみなさんブラックタイでしたから、プレミエなんでしょうね。
実際のメトも初日は席によっては正装なのかしら。
by keyaki (2005-11-21 10:41) 

Orfeo

ジョン・パトリック・シャンリィの脚本はなかなか楽しいですよね。いつでもニューヨークと月に溢れている(笑)。
私、かって彼の芝居を東京でプロデュースしたことがあります。チケット、売り切れました。
by Orfeo (2005-11-21 13:33) 

TARO

え~、シャリアピンの息子だったんですか。全然知らずに見ちゃいました。(でもそうと知ってたら不必要におじいちゃんにだけ注目してしまったかも・・・)

この作品でアカデミー主演女優賞を受賞したシェールは、授賞式には、なんかすんごいドレスを着てきたんですよね。ほとんど裸に近いような。

そういえば昔、「ルーツ」っていうドラマが大人気でしたね。
by TARO (2005-11-21 23:18) 

みど

おもしろそうなものいっぱいご存知「なんですねぇ。
時間が出来たらまとめてみようかな。
他にもオススメ教えてください。
by みど (2005-11-22 04:47) 

keyaki

TAROさん
>え~、シャリアピンの息子だったんですか
そうなんですよ。実は私も認識してませんでしたが、オペラ仲間の方に、教えてもらいました。エスクラさんだったかな?

>「ルーツ」
そうですそうです、アメリカ人って、特に自分のルーツが気になるようですね。
「ヴェニスの商人」は、ヴェネチアでロケをしたそうですが、普通は使わせてもらえないようなのもOKが出たのは、アル・パチーノが、イタリア系だから・・・というような記事がありました。彼自身も「イタリアにいると落ち着くんだよ」とかコメントしてましたよ。
この映画、見に行きたいと思ってますが、ご覧になりましたか?
by keyaki (2005-11-22 13:40) 

keyaki

>Orfeoさん
この映画は、何回見ても面白いのは、脚本がすばらしいせいなんですね。

>ジョン・パトリック・シャンリィ
他に彼の脚本のお薦め映画ってありますか?
by keyaki (2005-11-22 13:49) 

keyaki

みどさん
これは、レンタルでもあると思いますから、ぜひぜひご覧になって下さい。
イタリア語が飛び交ってますから。

また、2、3紹介したいのがありますので、時々覗いて見てくださいね。
by keyaki (2005-11-22 13:53) 

おじいちゃん、BauBau~~って吼える声はさすが美声?!ですねーー。
by (2005-11-22 14:12) 

euridice

この映画の監督、こちらで名前を見て、どこかで見た名前・・・ と思ってたんですけど、やっと思い出しました。アンドリュー・ロイド・ウェッバーの多分最初のミュージカル作品の映画化「ジーザス・クライスト・スーパースター」(1973年)の監督さんが同じ名前ですねぇ・・・
by euridice (2005-11-22 23:19) 

Orfeo

keyakiさん、こんにちは。

シャンリィの映画としては、あと1990年の『ジョー、満月の島へ行く』がありますね。彼の脚本、初監督作品で、製作総指揮がスピルバーグ、主演がトム・ハンクス&メグ・ライアンになっています。結構ブッ飛び映画ですが・・・(笑)。
by Orfeo (2005-11-23 08:41) 

keyaki

Orfeoさん、ありがとうございます。
見た見た、見てますヨ。なにしろトム・ハンクス&メグ・ライアンですから。でも、トム・ハンクス&メグ・ライアンだったら、《ユー・ガット・メール》が好きです。
けっこう最近TVでやっていて、夫が見てましたが、「あぁ、これ、つまいないわよ」なぁんて言った茶々入れた記憶が、、、(笑
ファンタジーっぽいのってダメなのかも。
昔ダメでも変わりますから、また機会があったら見てみようっと。
by keyaki (2005-11-23 10:03) 

Bowles

ノーマン・ジュイソンは私の世代だと、まず『夜の大捜査線』かなぁ。
ロッド・スタイガーがオスカーをとった...。確か作品賞もとりましたね。
公開当時に観ているのは、このあと続けて『華麗なる賭』『屋根の上のバ
イオリン弾き』『JCスーパースター』あたりまでで、ちょっと退屈でした。
そのあと(私的には)泣かず飛ばず状態だったのが、この映画で蘇った、と
いう感じだったんですよねぇ。こういう一種人情的な話のほうがジュイソン
にはむていますね。最近はほとんどプロデューサー業のようですね。
by Bowles (2005-11-23 10:32) 

TARO

>「ヴェニスの商人」

まだ見てないんですが、というか私イラク戦争に反対してアメリカ製品の不買をしてるので、もう何年間もハリウッド映画見てないんです。この映画も見ないまま過ぎていきそうです・・・。すごく見たいんですけどねぇ。
(エド・ハリスの「ポロック」だけ、うっかり忘れて見ちゃったんですけど。)
by TARO (2005-11-27 23:08) 

keyaki

TARO さん
これってハリウッド映画なんですか。
「イル・ポスティーノ」の監督さんで、マイナーっぽくないですか。
ハリウッド映画っぽくないから見てもいいんではないかなぁ。(笑)
by keyaki (2005-11-28 22:57) 

TARO

ちゃんと調べてみたら、アメリカ、イタリアなど4カ国の共同制作なんですね。原題には英語の「ザ・マーチャント・オブ・ヴェニス」だけでなくて、イタリア語の「イル・メルカンテ・ディ・ヴェネツィア」というタイトルも併記されてました(!)。じゃあ見てみようかな・・・。

友人たちからは「もういい加減やめたら」(<アメリカ映画見ないのを)とか言われてるんですけどね。(笑
by TARO (2005-11-29 12:34) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。