SSブログ

RR紹介文の不思議(CDスタバト・マーテル解説) [RRのはてな?の紹介文]

5月20日のブログでご紹介したジュリーニ指揮の「スタバト・マーテル」の2004年リリースの国内版ですが、ちょっとした解説(萩原秋彦)つきです。
重箱の隅をつつく、ことになるかなぁ..ともおもいますが、でも、これって、重箱の隅ではないですね、明らかな間違いですから。いい加減、またぁ・・であきあきしてきましたが、自分のメモ用ということで、記事にしました。

◇ボリス歌手としても期待され、1974/75年ヴェネツィア1979/80年スカラ座でギャウロフと交代で歌っている。
・1972年12月にフェニーチェですでに歌っている。(1974年にもフェニーチェで歌っているが)
・1979/80年シーズン、スカラ座ではワルラームを歌った。1980/81年シーズンが、ギャウロフとダブルキャストのボリス役

◇その他ジュネーヴでの《ボヴァンシチナ》(新演出)
1982年ジュネーヴで《ボリス・ゴドノフ》に出演しているので、それと間違えたのかよくわかりませんが、とにかく《ボヴァンシチナ》はレパートリーではないんです。

◇デビューは、スポレートでの《ラ・ボエーム》のコリーネで、その成功がイタリア国内の主要な歌劇場との契約を促進した。1970年、メトロポリタンに・・・・
間違いとは言えませんが、《ラ・ボエーム》がデビューには、違いないでしょうが、世界に飛躍するきっかけは、ローマ歌劇場で代役で歌った《シチリアの晩鐘》の成功でしょうね。

ほんの数行の紹介文でこれですよ。ライモンディだけに限らないはずですから、オペラ歌手関係の紹介文は間違いだらけかもしれません。 たしかに、オペラ歌手が、いつ何処で何を歌ったかは、つかみにくいです。ドタキャンもありますし。今後ライモンディの場合「オランダ人」も歌ったことになるかも知れませんね。
しかし、ミラノ・スカラ座に関しては、ミラノ・スカラ座から、完璧な公演記録が出版されていますので、確認はできるはずです。(オペラハンドブックでも同じミスをしています 5月9日のブログ


nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 2

euridice

>1982年ジュネーヴで《ボリス・ゴドノフ》に出演しているので、それと間違えたのかよくわかりませんが、とにかく《ボヴァンシチナ》はレパートリーではないんです。

さあ、どうなんでしょうか? 季刊雑誌グランドオペラ(音楽之友社)に一時連載していたオペラ歌手、WHO's WHO のP.ホフマンの項(1997年)によれば、1994年チューリッヒでのオテロ出演を最後に......と書いてありますが、この類の情報かもしれませんね。(私の手元の情報と心証としては、出演しなかったと99%確信してますが・・ いつどこからの情報なんでしょうねぇ、知りたいものです)
by euridice (2005-05-24 13:38) 

keyaki

確かに、私も
>とにかく《ボヴァンシチナ》はレパートリーではないんです
なんて言い切ると、同じ穴のムジナになっちゃいますね。
私の根拠は、インタビューで、《ボヴァンシチナ》の話もあるが、
ロシア語が、音声学的には、問題ないが、言語的に問題がある、ボリスでも相当苦労したので、やりたくない・・・みたいな発言をしてます。
もしかしたら、例の「森」事件と同じで、劇場の予定に入っていたのにキャンセルしたとも考えられますね。
萩原さんに出典を確認してみたいですね。
by keyaki (2005-05-24 14:26) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。