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"オペラ歌手"のことを書くプロの人達の不思議(4) [RRのはてな?の紹介文]

シェピ(1923生)とライモンディ(1941年生) 5月10日の記事の続きベジャールと共演ドン・ジョヴァンニ
久々のイタリア人バス歌手ということで"シェピの後継者"といわれたライモンディのなにがお気に召さないのか、「期待外れ」と切り捨てる書き方には吃驚です。63才でドン・ジョヴァンニ、クリックするとレビューpdfをご覧いただけます
しかし、これが日本の音楽ジャーナリスムの定説となっているのかとも思えます。
なぜなら、シェピ後については、ヨーロッパでは、ドン・ジョヴァンニ=RRということになっていますが、日本では、わざと飛ばしているのか、知らないのか、レイミー(カラヤン効果)、アレン、フルラネット、ハンプソン、ターフェル、ギルフリー、キーンリサイド・・・・みなさんの口から出る歌手はそんなもののようです。私にとっては、「不思議な感じ」としかいいようがありません。私から見れば、ライモンディのファンであることを抜きにしてもシェピ後のドン・ジョヴァンニはライモンディしかいない、シェピとの共通点、レポレッロを歌っていないというのも「ドン・ジョヴァンニ歌手」としては重要でしょ。
追記)海外では、どのように言われているのか紹介しておきます。
◆R・ライモンディはオペラ史上最も人気の高いドン・ジョヴァンニとして、後世に名を残すことになるだろう。
ニューヨーク・タイムズの批評家ハロルド・ショーンバーグは彼の声をピンツァとシェピの伝説的な声にたとえたが、彼にはその声の他に舞台映えのする容姿がある。
彼はこれまで舞台で演じたどの役柄にも自らの個性を強烈に注ぎ込み、どの人物も彼ならではのものとしてきた。
中でも際立つのがドン・ジョヴァンニである。モーツァルトの創り出したドン・ジョヴァンニは、また同時に彼が自らの得意の持ち役につくり上げたライモンディのドン・ジョヴァンニである。(スカラ座の名歌手)
◆オペラでのドン・ジョヴァンニ役の代表的な歌手ライモンディ・・・(イギリス)
ドン・ジョヴァンニという人物はR・ライモンディにラベルのように貼り付いていて、彼はこれから逃げたがっていた。(カロリーヌ王女)
(ライモンディは400公演以上「ドン・ジョヴァンニ」を歌っている)

オペラ歌手の価値をはかるのは、非常に難しいことですが、一つ言えることは、どれだけ舞台に立って、観客を呼べるかということでしょう。劇場側から、どういうオファーが来るかというのは非常に重要なことです。
ライモンディクラスになると、自分で歌いたいものを歌わせてもらえるのかもしれませんが・・。
シェピの場合、50歳をすぎてからの情報がほとんどないのですが、ライモンディのようにレパートリーを発展させていったということもないようです。
「期待外れ」とまで、公に言われる理由はどう考えても見当たりません。他のほぼ同年のバス歌手に比べても期待以上に活躍していることがわかります。

海外での評価の一例(1994年イギリスオペラ誌掲載Andrew Clark):
今52歳のライモンディはドン・ジョヴァンニ、ボリス・ゴドノフその他の初期の成功をもたらした役柄からさらに前進しているが、相変わらず興行的な大当たり、楽屋人気は衰えを知らない。こういうことはむしろ主役級テノールにこそふさわしいものなのだ。それでも、その絶頂期にあった若々しさをもはや満たしてはいないのではないかという疑惑はまとわりついて離れない。その声は確かに色彩感とつやをある程度失ってしまった。彼は、魅力的かつ魅惑的、歌っていないときでさえ目を離せないといった種類の演技者である。セビリアの理髪師での口の達者なバジリオ、フィガロの結婚の神経症的な伯爵、あるいはどんぐりまなこのファルスタッフなどで明らかなように卓越した喜劇役者でもある。
..................................................................................................................................... ライモンディファンのネット仲間の方の興味深い分析をご紹介します。

>日本人が持っているバス声のイメージと違うからかな?
>(暗く、重く、シリアス)←私だって最初はこう思ってたんですから (^o^;
>私は、彼がこのイメージを一声で払拭してくれたからこそ、RRのファンになったんですが。

そう、私もあのクリアで明るい声が好きです。バスのくせにね!(^o^;
(前日ご紹介のシェピと聴き比べるとよくわかりますね)
ライモンディ自身が言っている「バリトンが歌えなくもないバス=バリトン」なんです。
....................................................................................................................................
参考1) シェピについて調べてみました。
主に1950年から1973年までNYメトロポリタン歌劇場で活躍したが、1973年以降は、1974年ウィーンでグアルディアーノ神父、1979年ミラノ・スカラ座でフィエスコ(ギャウロフとダブルキャスト)くらいしか記録を見つけられません。 河合秀明氏の記載では、1980年代にも舞台で活躍したと書かれているが、大きな役は歌っていないのではないかと思います。
ライモンディのように50才過ぎてからもレパートリーを増やして、第一線で活躍するというタイプではなかったようです。(時代も関係あるとおもいますが)

参考2)
RRのレパートリーで、シェピのレパートリーではない主要ロール:
プロチダ ザッカリア アッティラ ボリス スカルピア エスカミーリョ アルマヴィーヴァ伯爵
ファルスタッフ ムスターファ セリム 悪漢四役 イヤーゴ ドン・パスクアーレ
ドン・アルフォンソ ベケット ドン・キショット

シェピのレパートリーで、RRのレパートリーではない主要ロール:
ボイトのメフィスト ドシフェイ グルネマン ポーグナー(原語かどうか不明)


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コメント 19

euridice

私が仕事関係で長年つきあったイタリア人たちの口から自慢げに出た現役歌手と言えば、パヴァロッティとR.ライモンディでしたよ〜〜^^
by euridice (2005-05-11 11:11) 

ユルシュール

このシリーズ、たいへん興味深く拝読しています。というより、私が近年の音楽評論について悶々と感じていたことをはっきりと指摘して下さり、溜飲が下がる思いです。私自身は半分ヒスオタなのですが(笑)、なんでもかんでも「昔は良かったなあ」でまとめようとする論調は好きになれません。
何と申すか、「これの良さが分からないなんて」あるいは「こんなののどこが良いのか」という姿勢の評論が多いような気がして……それとも、昔からそうだったのでしょうか?

ドン・ジョヴァンニについては、ヨーロッパでは、例えばエーベルハルト・ヴェヒターも得意にしていたと思うのですが……keyakiさんのおっしゃる「シエピ後」というのは、もしかしてシエピ以降のバスorバス=バリトンによるドン・ジョヴァンニという意味でしょうか?それとも文字通り、バリトンもバスもひっくるめて、シエピ以降のヨーロッパの代表的なドン・ジョヴァンニがライモンディしかいなかった、ということでしょうか?
言葉尻をとらえるようなことを聞いてしまいましたが、ただ、ちょっと気になりましたので……。

ライモンディのドン・ジョヴァンニは映像(オペラ映画)が出ていましたね。この作品、実はこれまで全曲鑑賞に挫折を繰り返しているので(映像にも二度チャレンジして二度とも挫折……とほほ)、この映像で何度目かのチャレンジをしてみようかな、と思います。
by ユルシュール (2005-05-11 21:49) 

euridice

>ライモンディのドン・ジョヴァンニは映像(オペラ映画)
最初のドン・ジョヴァンニがこれでした。実は当初は、最後の晩餐のところ以降と、ドン・ジョヴァンニがツェルリーナを誘惑することろ、エルヴィーラ宅の窓の下でセレナーデを歌うところ、レポレッロがみんなにとっちめられるところ、レポレッロが出ていこうとするのをドン・ジョヴァンニが止めるところなどばかり観てました・・; 特に、ソプラノたちとテノールの長たらしいアリアが苦手でした。ドン・ジョヴァンニとツェルリーナの二重唱はとってもエロチック?で何度聴いても飽きませんねぇ^^;

大分後で観たんですが、フルトヴェングラー指揮の1954年ザルツブルクの映像もおもしろいと思いました。話題のシェピがドン・ジョヴァンニです。多少キャスト違いだったように思いますが、CDもよく聴きました。
by euridice (2005-05-11 22:38) 

keyaki

ユルシュールさん、読んで頂いてありがとうございます。

>シエピ以降のヨーロッパの代表的なドン・ジョヴァンニ

「シェピの後継者=ライモンディ」というのを踏まえてのことで、河合秀明氏が、期待外れとお書きになってますので、そんなことはないでしょう・・・という意味です。

エーベルハルト・ヴェヒターも当然ドン・ジョヴァンニを歌っているでしょうが、彼は1929年生まれですので、後継者というよりは同世代と考えられませんか?
「シェピの後継者=ライモンディ」というのは、あちらでは、普通にいわれていたことですので、年齢的にはライモンディ以降と考えたのですが、おかしかったかしら。年上の歌手は考えてませんでした。

ユルシュールさんも、シェピは知っていてもライモンディが後継者と言われていたことはご存知なかったんですね。
ライモンディに限らず、1970年代1980年代に活躍した歌手って、飛ばされるケースが多いような気がします。三大テノールのせいかなぁ???
by keyaki (2005-05-11 22:46) 

ユルシュール

keyakiさん、言われてみればそうでしたね。シエピは’23年生まれ、ヴェヒターは’29年生まれですから、そんなに世代は違わないんでした。
これは私の勘違いでした。お答えいだだきありがとうございます。
#私の持っているシエピの唯一の録音が1952年の『フィガロの結婚』(ライヴ録音)だったせいか、かなり昔の歌手のような印象を持ってしまっていたみたいです。

>シェピは知っていてもライモンディが後継者と言われていたことはご存知なかったんですね。
はい、知りませんでした。あるいはそれに近い記述を目にしたとしても忘れてしまったのだと思います。
どちらも少ない録音体験から受けた印象ですが、重厚な声に歌唱のシエピと、非常に明るくスマートな声を持つライモンディとは、イタリア人バスという点では共通しているとはいえ私的にはかなり違ったタイプのバスに聴こえます。
#前のコメントで「半分ヒスオタ」などと書いていますが、実は私のヒスオタぶりは、主にドイツもの(ヴァーグナーとリート)に関してばかりなのです。イタオペに関してはまだまだ聴き込んでいなくて……。

>ライモンディに限らず、1970年代1980年代に活躍した歌手って、飛ばされるケースが多いような気がします。
イタリア・オペラでもそうなのですか?ヴァーグナー歌手に関しても、’70年代から’80年代に活躍した歌手は軽視されているような気がするのです。
by ユルシュール (2005-05-11 23:35) 

keyaki

>違ったタイプのバスに聴こえます

なーーるほど。まさにそれが「期待外れ」と言われる所以かもしれませんね。
いかにもニッポンジンですね。シェピのコピーを期待していたということでしょう。

モナコのカロリーヌ王女も「ドン・ジョヴァンニは、ルッジェーロ・ライモンディにラベルのように貼り付いていて、本人はそれから逃げたがっている・・云々」と言っていますし、おそらく400公演以上「ドン・ジョヴァンニ」を演じた歌手はいないのではないかしら?
by keyaki (2005-05-12 00:25) 

ヴァラリン

>>シェピは知っていてもライモンディが後継者と言われていたことはご存知なかったんですね。

ごめんなさい・・私も知りませんでした(^^;
えっと、言い訳がましいんですけど、私にとってのRRさんは、バスと言うよりもバリトンなんです(^^; 伯爵とスカルピアの印象が強くって・・

で、一応シエピ好きの言い訳をば。
私もイタリアオペラに関しては、ヒスヲタだと思います・・なぜかと申しますと、私がイタリアオペラを聴くようになってから、デッカの古い録音が比較的安価で入手できるようになった為、何となくそっちを選んで購入していたからです。
それは、新しいものよりも優れているから・・というわけではなく、お値段が安かったからというのが、大きな理由です(^^;
シエピは、私がドイツオペラで聴いていた、ぼそぼそ系のバスと違って、明るい声だったので聴きやすかった・・というのが、好きな理由です。

ドイツオペラに比べると、思い入れの度合いが違うので(ごめんなさい)これだけあれば、まぁいいかな?くらいの軽い気持ちで聴いてます。
それと、ドイツ物に比べると、歌唱スタイルや演奏スタイルが、そんなに古臭く感じないんです。詳しい方ですと、やっぱり時代を感じるかと思いますが・・私にとっては、充分かなーというところです・・

ですから、RRさんがシエピと比べられて、そういう風に言われていること自体、ナゼ?というのが正直な実感です。
そもそも、低音域の歌手や旋律には、強い関心がなかったせいもあって(ごめんなさいっ)あんまり知らないんです・・実は。というところです(恥)
最近ちょっと、気になるバス歌手ができちゃったので、あわてて色々調べているところですもの(^^;;;

ということですが、続きを楽しみにしています(^。^)
by ヴァラリン (2005-05-12 01:53) 

keyaki

ぜんぜん(ごめんなさい)じゃないです。
ご存じなくて当然だと思います。
私だって、ドイツ系の昔の歌手は、名前だけ知っていて男か女かわからない歌手がいたりします。

>シエピと比べられて、そういう風に言われている
日本だけでしょうね。
追記に書いておきました。ヨーロッパではどう言われているか。

バリトンも歌えなくはないバス=バリトンと本人が言ってますね。
バスは、バリトン、テノール、ソプラノ、メゾに比べて、地味で華がないというのが相場でしたが、それを覆したのがライモンディではないかと思います。彼のおかげで、他のバス歌手にも光があたってきた面があると私は思っています。
ミラノ・スカラ座で、オペラ歌手がソロリサイタルを開きますが、バス歌手でソロリサイタルをやったのは、ライモンディがはじめてだそうです。それまでは、バス歌手では客がよべなかったので、ソロリサイタルなんてとんでもないことだったわけです。
オペラ歌手の声は、これこそ好きずきですから、それぞれピピッときた歌手に注目!でいいのではないかしら。
私はそれがたまたまライモンディの声だったというだけ。
ライモンディの声がバスにしては明るくて軽すぎでもなんでも構わないんです。これが本当のバスとか言われている歌手の声は好きじゃないです。
by keyaki (2005-05-12 02:56) 

ヴァラリン

(ToT)お優しいお言葉を・・ありがとうございますぅ^^
こういうのをきっかけに、違うカテゴリーの歌手についても色々わかって面白いなーなんて、思ってます。

>オペラ歌手の声は、これこそ好きずきですから、それぞれピピッときた歌手に注目!でいいのではないかしら。

そうですね・・そうしっかりと言い切れる、keyakiさんの愛の深さをヒシヒシと感じます(^^)

私も便乗して、前からネタにしたいと思っていた記事をUPしました。keyakiさんの連載のリンクと、一番最初の記事にTB打たせて頂いてます。もし、不都合があったらお知らせ下さいね!
by ヴァラリン (2005-05-12 07:46) 

フンメル

keyakiさん、いつも楽しく読ませていただいています。
このシリーズを読み、正直びっくりしました。ライモンディが、これほどまでケチョンケチョンに批評されていたとは???全く理解できませんね。
声が素晴らしいことは言うまでもないですが、ライモンディほど性格俳優的な演技がこなせる人はいないでしょう。舞台上に立つだけで“オーラ”を醸し出せる稀な歌手です。
by フンメル (2005-05-12 17:31) 

にぃにぃ

おかげで積年の恨み(?)が晴れました。
それにしても、私の情けないこと、”こうしたりっぱな出版物でプロの専門家が言っていることだから、本当のことなんだろう”
とすっかり信じこまされていました。また不思議なことに、いくら他のよい評価を聞いても 『でもこれは一部の熱狂的ファンの言うことだ。一般的には…』 なんて思っちゃう。(←熱狂的なファンがいること自体がRRの人気の証明なのにね)
最近のものは読んでませんが、『トスカ』で共演したイネス・ライザール(うろ覚え*o*;)さんのインタビュー記事の中で、『共演した歌手の中で特に感銘を受けた方はいますか?』という質問に対して『バス歌手のR.ライモンディさんにはとても影響を受けました』
と、第一に彼を挙げていたのが、とてもうれしく、印象に残っています。
最近では、自分がその声が好きで聴いているのが楽しい。
多分これが自分にとっても、歌手にとっても一番嬉しいことなんじゃない?
と思うようになりました(^^)
by にぃにぃ (2005-05-12 23:33) 

にぃにぃ

↑大変失礼致しました。
イネス・ライザール×
イネス・サラザール○
でした m(_ _)m
by にぃにぃ (2005-05-12 23:40) 

keyaki

フンメルさん、読んで頂いてありがとうございます。
まあ、こういうのが批評といえるかどうかですけど、いろいろな批評は否定しませんが、「ためにする」っていうんでしょうか、納得できません。とにかく、一言で斬って捨てる言い方が多すぎます。

>舞台上に立つだけで“オーラ”を醸し出せる稀な歌手です。
やっぱり嬉しいですね。自分が好きな歌手を評価して下さる方がいるというのは。
まあ、前向きに考えれば、目立ちすぎて「出る釘は打たれる」ということでしょうか。

>にぃにぃさん
ボローニャ来日公演の時のトスカのサラザール、なかなかきれいなトスカでした。そりゃ、共演すればとても勉強になると思います。
けっこう、しっかりキッスまでして大熱演でしたヨ。
by keyaki (2005-05-13 00:18) 

euridice

こちらで話題のことが、そのまんま・・という古い雑誌を本棚の奥で、見つけました。私の「雑記帳」に、うんざりという方もいらっしゃるでしょうけど、繰り言を書きましたので、興味のある方はどうぞ。keyakiさん、こちらと、前の記事にTBさせていただきましたので、よろしくお願いします。
by euridice (2005-05-13 01:00) 

euridice

にぃにぃさん
>こうしたりっぱな出版物でプロの専門家が言っていることだから、本当のことなんだろう”
>いくら他のよい評価を聞いても 『でもこれは一部の熱狂的ファンの言うことだ。一般的には…』 なんて思っちゃう。

これって、普通だと思います。自分の鑑賞力が変なんだろうとか思っちゃうんですよね。・・・でも、私などは、好きなものは好き。聴いて気持ちいいものはいいって、開き直ってますけどね。
と、いいながら、それほど人間出来ているわけじゃないですから、やっぱりうれしくはないです・・・ で、ネットで鬱憤はらしてるって・・ところかしら^^;
by euridice (2005-05-13 08:33) 

にぃにぃ

またまたお邪魔いたします。
by にぃにぃ (2005-05-15 01:16) 

にぃにぃ

↑自分の中でまとまってなくて、迷ったので消したはずだったんですが・・・
迷わず書けってことかしら?
今歌手の生年月日を参照して、シェピとヴェヒターは同年の生まれだったんだー、ギャウロフとは6歳しか違わないんだなーと思いまして。何か意外な発見でした(^^ゞ
15年生まれシュヴァルツコップ、26年生まれのサザーランド、マリア・カラスは
23年生まれ。(女性の年齢ばかり挙げるのは嫌な感じですけど・・・)
彼女はこうした紹介本にほぼ必ず載りますが、同年代といっていいシェピとヴェ
ヒターの名はなぜかみたことがありません。不思議ですね。二人とも大歌手な
のに。
特に二人とも「ドン・ジョヴァンニ」を得意の役にしていて、私はよくおうちでRR
のと勝手に聴き比べするので非常に興味深かったです。
何だかヴェヒターのドンジョヴァンニは、一番善人に聴こえますね(^^)
人を疑うことを知らない、おっとりした貴族さまみたいで。
他には「フィガロ…」の伯爵が好きです。この人が歌ったのが一番笑えました。
シェピは、ライモンディ大好きの私が一番敵わないなぁ…!と感嘆する歌手。
(でもここで取上げられているシェピとの比較とは別です。)「ドン・ジョヴァンニ」
だけに絞って言えば、ライモンディと双璧。
深くて重い声ですが、聴いてて嫌にならない「耳に入りやすい声」って感じがします。
~の後継者っていう表現がいかに主観的なものか、ここで初めて知りました。
ほっとしました。
by にぃにぃ (2005-05-15 02:35) 

keyaki

シェピは1923年、ヴェヒターとギャウロフは1929年ですね。
ヴェヒターとギャウロフが同じ年なんですね。ヴェヒターが早く亡くなったので、年上かとおもってましたね。

にぃにぃさんは、いろいろ聞いていらっしゃるんですね。

期待外れだとか言っている人は後継者という意味を変に解釈していると思いますよ。
ライモンディは、確かにイタリアでもシェピの後継者と言われましたが、それは、ただ単にシェピの後に続くシェピに匹敵する歌手という意味ですから、その後がどうであれ関係ないことだと思います。
by keyaki (2005-05-15 02:55) 

にぃにぃ

↑さらに間違い。(つかれてるなー)
ヴェヒターはシェピと同年というのは嘘。
彼は1929年生まれで、なんとギャウロフと同年。
さらに不思議です。
もう寝ます m(_ _)m
by にぃにぃ (2005-05-15 02:58) 

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